不安

私は19歳の夏に脳内出血で意識を失いました。
そして病院へ運ばれて緊急手術となりました。

手術が成功しても植物人間か車椅子生活だろうと医師から家族へ説明があったようです。

手術を終えて意識を取り戻した私には何が起こったのかわかりませんでした。
この指は何本に見える?と医師からの問いに
1本と答えるとその場はなんとも言えない空気になった。

3本を示した指が私には1本にしか見えなかったようだ。
友達がお見舞いに来てくれていても何人来てくれて誰が来たのかも覚えていない。

車椅子を押しながらでしか歩けなかった。

もう人生終わった。
と思った。

彼女(今の嫁さん)をどこかに連れて行ってあげることもできない。
逆にお世話になって迷惑をかけることになる。

働ける状態でもないし結婚もできないだろう。
もう別れた方がいいだろう。

専門学校にも通える状況ではない。
休学?それとも退学?

目指した夢も目標も叶えることができない。

不安で不安で夜も眠れない。
なんで自分だけこんな目に遭うんだろう。
なんて不幸な人生なんだろう。

診断はされていなかったが完全にうつだったと思う。


だからこそ今でも痛みや体の不調で
できていたことが、できなくなられた方々と接しているとどれだけ大きなストレスでどれだけ大きな不安を抱えられているか痛いほどよく分かる。

そのうつ状態だった時に母親から言われた言葉を今でも忘れない

『悩んで良くなるんやったらいくらでも悩んだらいいけど、どうなるかわからんことをいくら考えても仕方ないで』

言われた時は正直
そんなこと言われても不安なものは不安やし考えてしまうわ。
と思ったが

確かにこのままの状態が続くのか
どんどん良くなっていくのかはわからない。

でもわからないことを考えて悩んでいるんだったら良くなる可能性が少しでも高くなるように行動する方がよっぽど賢い。

そのことに気をつかせてもらえた経験だった。

新型コロナの影響で不安な思いをされている方々がたくさんいらっしゃると思います。
このまま長引くのか
もう少しすれば終息するか
わからない。

どうなるかわからないことをいくら考えて悩んでも仕方がない。


できることをするしかない。
手洗いうがいをして
人混みや換気の悪いところを避けて
睡眠や栄養をしっかりとって
適度に体を動かして
感染対策するしかない。

自分のことばかりを考えて
マスクやティッシュやトイレットペーパーを買い漁る事が賢明な判断とは言えないと思う。

楽観視するということではなく
過度の不安に陥ったり悩んでいてもその時間がもったいないということ。

できることをするしかない。
そして奪い合うことではない

    不安” に対して1件のコメントがあります。

    1. 奥山弘美 より:

      貴重な体験の話 ありがとうございました。
      その時の母の立場をも考えながら読みました。
      取りあえずは今、毎日 良く食べ、良く寝て、良く笑い、動く❗❗で、ポジティブに過ごしています。ウィルスが入ってきたら、免疫力で撲滅❗です。人混みを避けて、私なりに楽しみます✌

      1. owner@taniyama より:

        奥山さん、コメントありがとうございます奥山さんの素敵な笑顔にウイルスは絶対に勝てません❗️

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